コンサルタント転職のこぼれ話
ポストコンサルキャリアを歩む方々からのキャリアアドバイス

キャリアコンサルタント 永田 憲章

ポストコンサルキャリアを歩む方々からのキャリアアドバイス

先日、私がご支援しているスマートショッピング社の共同代表:林氏、CSO:小島氏にインタビューの機会をいただきました。インタビューの中でとても印象的なコンサルタントの方に向けたキャリアアドバイスがありましたので一部抜粋してあらためてここでもご紹介したいと思います。

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<小島氏>
とりあえず、ご飯に行きましょう」ですね。私もコンサルタント時代に、色々な方に直接お話を聞かないとその企業のことは分からないなと思っていました。
コンサルタントの皆さんは忙しいですし、リサーチも得意なのでネットで情報収集することが多いと思いますが、フットワーク軽く直接色々な方に話を聞きに行くことをお勧めしたいです。

<林氏>
私は、「早く飛び出しましょう」ということですね。
もちろんコンサルタントの経験が事業会社で活きる部分もありますが、50%くらいは事業会社やスタートアップでのみ経験できることだと思います。
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非常にお薦めの企業ですので、是非お時間のあるときに
全文(https://kc-consul.com/interview/top/vol64/)をご覧ください。
 
このお二人のアドバイスを振り返っていましたら、これまでのインタビューでも同じようなアドバイスをされていた方々の顔が浮かんできました。その方々は以下のようなことをおっしゃっていました。こちらもインタビューから一部抜粋いたします。
 
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例1:ユーザベース 元代表取締役社長(共同経営者) 梅田氏
まず自分の本能に忠実になることですね。大人になると世間体など気になりますが、自分のピュアな気持ち、欲望に正直であることが大切。そうすると、やりたいことが浮かんでくると思うんですね。
(中略)
例え失敗したとしても行動した自分に誇りを持てるはずです。
ですから、何かやりたいことにチャレンジする際、頭で考えられるリスクを5割減するぐらいでちょうどいいかもしれない(笑)。
ぜひご自身の本能に正直に行動していただきたいですね。

例2:Laboro.AI 代表取締役CEO 椎橋氏
既存のキャリアラダーを登るだけで本当に良いのか、ぜひご自身に問い掛けてみてください

例3:MIRARGO 代表取締役CEO 小寺氏
当時エグゼクティブ・パートナーの田村誠一さんにゆくゆくは経営をやりたいと言ったら「じゃあ早くやりなよ」と。
自分でやらない限り「いつか」は来ないので、やりたいことがあるなら絶対やった方が良いです。
時代の流れが速すぎて、今準備しても次につながらない可能性があるので、未熟ながらも飛び込むことはとても大事だなと。
(中略)
キャリアに悩んでいるならまずその問いに向き合うことが重要で、それが決まればあとは「早くやりなよ」に尽きますね。
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こうして複数の方のアドバイスをまとめてみるとコンサルタントの方の転職・キャリアに関しては以下の3点が重要とおっしゃっていると感じました。

①自分のことを知る努力をすること
②フットワーク軽くアクションすること
③早めにチャレンジすること


そしてこの3点は、スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授の「計画された偶発性」というキャリア理論に通じるものがあります。

「個人のキャリアは、偶然に起こる予期せぬ出来事によって決定されている。偶発的な出来事を意図的に生み出すように積極的に行動することで、キャリアを創造する機会を生み出すことができる」というものです。
そのために「好奇心」「持続すること」「柔軟でいること」「楽観的に考える」「リスクテーキング」の5つを大切にすべきだとも語られています
上記の②③にも通ずると思いますし、積極的に行動することで、①自分のことを知る機会にもつながります。
 
コンサルタントの方は、日々の仕事が忙しく、エネルギーが高まっている間に行動しないとプロジェクトに追われてあっという間に半年・1年という場合もありますので、是非、思い立ったが吉日のスタンスで、日々を過ごしていただけますと幸いです。

(2022年6月20日)
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