コンサルタント転職のこぼれ話
個と個が繋がるエコシステムは多くの価値を生み、キャリアの機会を増やす

キャリアコンサルタント 永田 憲章

個と個が繋がるエコシステムは多くの価値を生み、キャリアの機会を増やす

志や想いを共有する専門家が連携したら、10~20倍の価値を出せる

先日、シグマクシス社の常務執行役員の齋藤立様と会食をさせていただき、様々な話をお聞かせいただく中で、「個と個が繋がるエコシステムを形成する重要性」についても話が及びました。

エコシステムとは元々は生物学の用語で、昨今は企業間連携の意味合いでビジネス用語としても使用されます。

では、社内外で個と個が繋がるエコシステムを形成できたら何が起こるでしょうか。

齋藤様は、「一人で思い切り努力したら2倍の価値を出せるようになるかもしれないが、志や想いを共有する専門家が集まり連携したら、10~20倍の価値が出せる」と話していました。

その話を聞き、エコシステムはこれからのビジネスリーダーに強く求められる要素であると感じました。なぜなら、ビジネスの世界は複雑化していて、社会やお客様に価値を提供するには様々な知恵やノウハウをかけ合わせる必要があるからです。
 
では、エコシステムを創るにはどうしたらよいのでしょうか。

まず、大事なことは自分自身に志や想いがあることです。その志や想いをベースに、個と個がつながっていきます。

次に、誰かに声をかけたときに、相手に「協力したい」と感じてもらえるギバーであることも重要です。

なお、シグマクシス社では、エコシステム創出に繋がる「ネットワーキング」力を能力開発の主要項目の一つとしているとお聞きしました。エコシステムを創るためのノウハウやサポートも準備されているので、ビジネスリーダーを目指す方は転職先としてシグマクシス社を選択肢に含めていただくことをお薦めします。

個と個のエコシステムによって、キャリアの機会も広がる

エコシステムを創ることは、将来の転職、中長期のキャリアの面でも有効です。例えば、CXO・役員・事業責任者は、経営者の知人経由の方がそのポジションに就くことがよくあります。

その理由は、経営者が経営・事業上のキーポジションを任せるなら、実力・実績・人柄が担保されている方や、既に人間関係が構築できている方がいいと経営者は考えるからです。個と個が繋がるエコシステムを創ることができれば、将来的には、志や想いを共にする仲間を通じて、良い機会を得ることもできるでしょう。
 
今、ご自身のエコシステムはどのような状態でしょうか。

ぜひ確認いただくとともに、社会やお客様に対して価値を出すため、そして今後のキャリアを形成する上でも、エコシステムの視点を持って日々を過ごしてください。

加えて、個と個が繋がるエコシステムを創るためには、「フットワーク軽くアクションすること」「リアルの場を大切にすること」も大切です。オンラインは便利ですが、対面で会うことで個と個の関係はより深まっていきます。

(2024年8月20日)

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