「製造業に強い国」という日本人のアイデンティティを取り戻したい。 「製造業に強い国」という日本人のアイデンティティを取り戻したい。

Vol.05

「製造業に強い国」という日本人のアイデンティティを取り戻したい。

アーサー・D・リトル(ジャパン)株式会社

マネージャー入口 穂高氏

一段上のレイヤーから物事の連関性や動向を把握できるか
入江
実際にコンサルタントになってみて、それまでとは何が違いましたか。
入口
中途入社の方は皆さん感じると思いますが、頭の使い方が違います。事業会社ではルーティンというか、固まった方程式を駆使して如何に早く問題を解くか、を考えますが、ADLではそれを崩してゼロベースから、より良い答えを導き出す方程式から考えなければなりません。もう一つはスピードですね。入社当時、本当に驚きました。思考・議論・調査、資料作り、などアウトプットを出すスピードが事業会社の3倍、4倍以上に感じたことを今でも覚えております。
入江
どのくらいの期間で適応できましたか。
入口
それは終わりなき挑戦ですね。慣れたかと思ったら、それまで見えていなかった風景が見えてくる、ということの繰り返しです。たとえば3年でマネージャーに昇格し、チームのマネジメントも含めてプロジェクトを推進できる自信はついたのですが、同時に新たなチャレンジが生まれてきました。それまではクライアント一企業だけを見て無我夢中に仕事をしていたのですが、徐々に一企業で生じている課題が玉突きのように他産業にも波及している「うねり」が少しずつ見えてくるようになりました。つまり、以前より高い視座から「産業間での連関性」とか、「地域・国家間での経済・政策の影響」が徐々に見えはじめてきたのです。
 今後、グローバルや産業の全体感は企業の各論の課題解決を検討する際に不可欠です。一企業よりも高いLayerで働く力学を踏まえた提案でなければ、中長期に実行可能で成果が出る前に大きなうねりに呑み込まれてしまう時代だと考えております。ADLでは官公庁などの支援を通じて国単位で打ち出すべき方向性についても携わっております。すなわち、一企業だけでなく日本の産業全体の競争力を高めるためにどういう方向性を打ち出すべきかという議論ができるわけです。それは事業会社ではなかなかできないことであり、ADLのコンサルタントならではの仕事の醍醐味の一つではないでしょうか。
入江
コンサルティングに従事することで視野が一企業から産業へ、産業から国家やグローバルに広がっていったのですね。
入口
それがADLに入って身に付いた一番大きな財産だと思います。その他では、対価に見合った価値を出し続けるというプレッシャーと戦いながら仕事をする大変さや大切さと言いますか……。適切な表現が思いつかないのですが、事業会社にいると収益を上げても、個人としての価値が見えにくいと思います。一方、コンサルティングは少人数で検討する故に、責任・役割が明確であり、自分の付加価値がよく見えます。そのプレッシャーは非常に心地良く、常にもっといい価値を出そうというドライバーにもなっています。先ほどコンサルタントになって物事が高い視座で見えてくるようになったと申し上げましたがそれだけではただの評論家に過ぎません。やはり企業のどんなところに手を打ってイノベーションを起こし収益に結びつけていくかを考え推進することが、この仕事の一番面白いところです。
入江
最後に、ADLに興味を持った方にアドバイスをお願いします。
入口
戦略コンサルティングは本当に泥臭い仕事です。転職に際してご自身が歩みたいキャリアとコンサルティングの仕事を通じて何を得たいのかを考えるのがよろしいかと思います。その上で技術立脚企業を支援する心意気・心構えがあればぜひADLの門を叩いて下さい。
私たちはADL社員に望む人材を「ナイフとノコギリ」に例えて表現します。ナイフは非常に鋭利で、どの角度でも簡単に対象物を切ることができますが硬い物は切れません。一方、ノコギリは対象物に正しい角度で一定の力を加え続けることで、非常に硬い物も切ることができます。ADLが求めているのはノコギリのような人です。切削機能という点ではナイフと同じですが、対象物を見極めた上で、正しい角度と力を当てて切っていける人。つまりしっかりと相手を理解し、その思いや強み弱み、DNAを踏まえて最適解を考えられる人と是非一緒に働きたいと考えております。

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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