決定者の声 Vol.001 エムスリー株式会社

マッキンゼー・アンド・カンパニーからエムスリーへ

コンサルタントの感覚を理解しているエージェントを選ぶべき。

李 卓霖(リ タクリン) Zhuolin LI

エムスリー株式会社 ソリューションパートナービジネスユニット シニアディレクター
LINEヘルスケア株式会社 取締役
東京大学大学院 工学系研究科技術経営戦略学専攻で博士号取得後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、約6年半、金融・コンシューマなど複数の領域で営業生産性改善や組織改革などに従事。
「第一人称で事業をリードする」経験を求めエムスリー株式会社に転職し、現在製薬企業向けのマーケティング支援事業のリーダーの一人として、クライアントへの価値提供に加え、事業の人事・人材コミッティリーダーも兼務。

Points

コンサルタントとして活躍されている方が、何をきっかけに転職を考えるようになり、どのような活動を行って、どのように意思決定されたのか、ポストコンサルタント転職の事例をご紹介します。今回はマッキンゼー出身で、クライス&カンパニーを介して事業会社に転職された方にお話をうかがいました。

エージェント10社に登録し、納得いくパートナーを選んだうえで転職活動。

転職をお考えになられた理由を教えてください。
マッキンゼーに入社した時から、「いずれは自分で事業を率いて社会に価値提供したい」と漠然と考えていました。しかし在籍中、何度か転職を意識したものの、仕事が忙しいこともあって自分の進路について真剣に考える時間がなかなか持てなかった。具体的なアクションを起こせないまま7年ほど経ち、そろそろ次のステップに進みたいという気持ちが強くなって、事業会社限定で転職活動を開始しました。
転職活動はどのように行われましたか。
実は3年目、5年目の頃にも転職エージェントと接触し、オンラインでやりとりしたことがあります。その時は転職に向けて自分の市場価値を知りたいという程度でしたが、今回は本格的に転職活動を進めることもあり、お付き合いのあったエージェントも含めて10社に登録。プロジェクトに携わりながら転職活動するのは難しいと感じていたので、時間をしっかり設けて転職活動に臨みました。その10社のキャリアコンサルタントすべてと直に会って話をして対応が優れている4社に絞り、そのうちの1社がクライス&カンパニーでした。
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転職先選びは、企業の課題解決のプロセスと似ている。

クライス&カンパニーのキャリアコンサルタントと会った時の印象はいかがでしたか。
今でも覚えているのですが、入江さんにお会いした際、最初にA4一枚の資料を提示されたんですね。そこには、ポストコンサルタントの転職についての分析があり、こんな判断軸でこんな進路があるという全体感を説明してくださりました。まだ自分にどんなキャリアの可能性があるのか考え切れていなかったので、まず全体感を明らかにした上で、その中で転職軸に応じての選択肢を示してくださったのはとても助かりました。転職先の候補選びが、コンサルの課題解決での全体感を把握してからの優先順位付けプロセスとも似ているところもあって、私にはとてもしっくりきたんですね。こうしたプレゼンをしてくれたエージェントは他になかったので印象的でした。
転職エージェントとしてのクライス&カンパニーをどう評価されましたか。
私がお会いしたのは入江さんだけでしたが、そのバックに優秀なチームが存在していることが容易に想像できました。というのも、クライスのコンサルタントは私のことを理解した上で、必要だと思われる情報を常にタイミングよく提供してくださったんです。1の情報を適切なタイミングで出すためには、事前に100、1000の情報を収集して整理しておかなければならない。ひとつひとつの情報の精度も高く、きっと背後で優秀なチームがサポートしているに違いないと。私もコンサルタント時代、クライアントにひとつのことを提案するためにチームで膨大な情報を分析して準備していたので、その感覚にも通じるところがあった。また、他のエージェントでは自分が商品扱いされている感覚を受けたこともあったのですが、クライスは私に寄り添ってくれて、一緒に将来のキャリアを考えてくださる姿勢を強く感じましたね。

面接官の情報まで提供いただき、深い面談が可能に。

転職活動を進めるなかで心がけたことはございますか。
企業との接触はまずカジュアル面談から入るケースが多いと思うのですが、とりあえず話を聞きに行くというスタンスでは時間の無駄だと考え、私はしっかり準備してこのカジュアル面談に臨みました。Webなどで入手できる情報はすべて調べ尽くし、答えが想像できる質問は極力省いて、実際に社員の方に聞かなければ判らないことだけにフォーカス。この場で次の選考に進むかどうかを自分で意思決定したいと、かなり突っ込んだ質問をさせてもらいました。後から知ったのですが、このカジュアル面談でのやりとりも弊社内での評価は高かったようです。
転職活動中、キャリアコンサルタントから提供された情報で有益なものはありましたか。
これもクライスの入江さんだけだったのですが、企業との面接に臨む際、先方の面接官が誰なのかという情報を事前にいただけたんです。私としては、面接ではフラットにディスカッションし、密なコミュニケーションを重ねて互いに選び選ばれる場にしたいと考えていました。ですから、前もって面接官のバッググラウンドやどんなポジションに就いている人なのかが判っていれば、それに合わせてすぐに本題に入ることができ、より深いディスカッションができる。逆に言えば入江さんが、面接官が誰なのかを把握しているほど企業に深く入り込んでいるということ。一方で「この企業に決めませんか?」と意思決定を促されることはまったくありませんでした。私の場合、最終的には2社候補が残り、どちらも魅力的で悩んでいたんですね。それまでの関わりから入江さんには信頼を置いていたので、この企業がいいと背中を押してほしい気持ちもあったのですが(笑)、自分で悩み抜いて選んだので納得感は非常に高いです。
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コンサル経験を活かし、新たな挑戦ができる企業を選択。

最終的にエムスリーを転職先として選ばれた理由を教えてください。
大きく3つの理由があります。ひとつは、コンサルタントとしての経験を活かしながら、新しいことにチャレンジできる機会が用意されていたこと。私はいま製薬企業向けの価値提供を担う部署のリーダーの一人として活動リードしていますが、BtoBの領域での課題抽出と問題解決が求められ、そこにはコンサルタントで培ったスキルが活きる。一方、業績に対する数字の責任を負い、チームをマネジメントしながら事業の拡大を図っていくのは、私にとって新たな挑戦。そのバランスに惹かれました。二つ目は、エムスリーの事業に大きな可能性を感じたこと。“インターネット×医療・ヘルスケア”という大きなドメインを掲げていますが、入社してみると想定していた以上に多くのビジネスチャンスがあり、入社してからの2年間で自身の所属事業だけではなく、多くの事業メンバーと一緒に仕事することができましたし、今後もっと関わりたい事業や新しいチャレンジのアイデアはまだまだたくさんあります。そして三つ目が、社長の谷村(格氏)の存在です。彼もマッキンゼー出身ですが、コンサルタントの側面と起業家の側面がうまく融合されていて、これまで会ったことのないタイプの人でした。谷村と一緒に仕事をして刺激を受けることで、コンサルタントでは身につかなかった知識やスキルが得られるという期待感があったことも、エムスリーを選んだ大きな理由のひとつです。
現在、エムスリーでのキャリアに満足されていますか。
エムスリーの何が面白いかといえば、2年先3年先がまったく読めないこと。私が入社してからも、まさかエムスリーがLINEと提携してヘルスケアの新ビジネスを起ち上げるなんて思いもよりませんでした。私はコンサルタント出身なので会社の先行きを分析したくなるのですが(笑)、正直、いい意味でまったく読めませんし、読めないからこそのエムスリーの可能性に逆にワクワクしますね。
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自分を本当に託せるエージェントを見つけることが大切。

これから転職に臨まれるコンサルタントの方にアドバイスをお願いします。
信頼できるエージェントを選び、上手に活用すべきだと思いますね。転職にあたって、優秀なコンサルタントの方ほどエージェントのサポートを得ず、自分でプロセスを回そうとしがちです。しかし、コンサルタントは企業の課題解決のプロではあっても、転職活動のプロではない。そこは専門家の力を借りたほうがいい。要は自分がクライアント企業になったつもりで、転職に関する課題解決のパートナーとしてエージェントと組むような感覚でしょうか。ですから、大切なプロセスを一緒に進めるパートナーとして自分を託せるエージェントに出会うことが、転職成功の大きな鍵を握ると思います。

構成:山下 和彦
撮影:櫻井 健司

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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