経営サイドと現場サイド、両方に密に関われる。コンサルタントで培ったスキルをもとに、M&Aからブランディングまで幅広く挑戦できる。ここは、若くてもそんな経験が得られる場だ。株式会社マネーフォワード

経営サイドと現場サイド、両方に密に関われる。コンサルタントで培ったスキルをもとに、M&Aからブランディングまで幅広く挑戦できる。ここは、若くてもそんな経験が得られる場だ。株式会社マネーフォワード

Vol.49

経営サイドと現場サイド、両方に密に関われる。コンサルタントで培ったスキルをもとに、M&Aからブランディングまで幅広く挑戦できる。ここは、若くてもそんな経験が得られる場だ。

株式会社マネーフォワード

取締役 執行役員金坂 直哉氏

コーポレートディベロップメント室酒井 亮輔氏

インタビュアー 工藤・入江・永田

オープンかつ公正な「お金のプラットフォーム」を構築し、本質的なサービスを提供することで個人・法人すべての人が抱えるお金の課題の解決を図ろうとしているマネーフォワード。世間でも大いに注目されているベンチャーのひとつだが、その中枢では投資銀行やコンサルティングファームの出身者が活躍している。そのうちのお二人である金坂直哉氏と酒井亮輔氏に、マネーフォワードで働く魅力、そして同社の可能性について話をうかがった。

Message

この会社は個人のリアルな金融データを保有している。それを活用すればきっと、世の中を変えるようなサービスが生み出せる。

工藤
まずは金坂さんがマネーフォワードに入社されるまでのご経歴をお聞かせ願えますか。
金坂
私は新卒でゴールドマン・サックスに入社し、8年ほどプライベートエクイティとインベストメントバンキングに携わりました。その間、米国のサンフランシスコオフィスに赴いて1年ほど勤務しました。そこでスタートアップ支援に関わる機会を得たのですが、当時UberやLyftといったサービスの圧倒的な成長スピードを目の当たりにして、凄まじいなと。こんな企業があるのかと私自身も衝撃を受けましたし、周囲でもスタートアップに転職するメンバーもいました。
工藤
アメリカでの経験から、金坂さんご自身もスタートアップへの転職を意識されるようになったのですね。
金坂
とはいえ、すぐにゴールドマンを離れるつもりはありませんでした。投資銀行の仕事も好きでしたし、周囲に優秀なメンバーも多かったのでゴールドマンでキャリアを積むことには魅力を感じていました。
工藤
そんな金坂さんがマネーフォワードへの参画をご決断されたのは、何がきっかけだったのですか。
金坂
帰国後はインベストメントバンキングの部門でM&A業務に従事していたのですが、一年ほど勤務したタイミングで、プロジェクトの切れ目で少し時間が空いた時、マネーフォワードで働きはじめていた友人から「一度遊びに来ないか」と誘われたんですね。そこで代表の辻(庸介氏)らと話をするうちに、このベンチャーに大変惹かれて私も関わってみたいと。
工藤
何が金坂さんの心を動かしたのでしょう。
金坂
「個人向けの金融サービス」に大きな可能性を覚えたのです。マネーフォワードのアプリを通して、個人のユーザーのいわばPL(損益計算書)やBS(貸借対照表)、キャッシュフローなどのデータをお預かりできる。それをもとに革新的なサービスがいろいろと提供できるんじゃないかと直感が働いたんですね。これは世の中を変えられるプラットフォームになると。また、辻をはじめ創業メンバーたちがみな尊敬できる人間ばかりで、彼らとの相性も良さそうだと感じて入社を決意しました。
工藤
マネーフォワードにはどのようなポジションでご入社になられたのですか。
金坂
私は2014年に入社しましたが、当時はまだ創業して間もない頃でバックオフィスの機能がなかったんですね。その体制構築を託され、労務や経理などのメンバーを採用してバックオフィスの組織づくりに注力するとともに、まだまだ投資が必要でしたので資金調達も担いました。その後、IPOに向けての準備を主導し、今年の3月まではCFOとして財務と経営企画を統括していました。現在はコーポレート・ディベロップメント、いわゆる非連続の成長に向けた施策等の管掌をしています。
工藤
そこでは前職のゴールドマン・サックスでの業務経験が生きましたか。
金坂
いえ。ベンチャーで当事者としてビジネスを推進することは、やはり投資銀行の仕事とはまったくの別物で、当初はトライ&エラーを繰り返しました。ただ、以前に培ったマインドは生きています。投資銀行での業務は交渉事や調整が非常に多いのですが、その度に突き詰めて考え、徹底的に準備する。マネーフォワードに移ってからもさまざまな局面でそのようなことがたくさんあり、そこでは前職で身につけた経験が活きているように思います。
工藤
金坂さんがご入社されたことでマネーフォワードの成長も加速したようにお見受けします。客観的にご覧になられて、ご自身はマネーフォワードにどう貢献されたと捉えていらっしゃいますか。
金坂
バックオフィスを構築できたのも、IPOを果たせたのも、決して一人の力で成し得ることではなく、新たに参加してくれた専門的な知見を持つメンバーたちのおかげです。ひとつ貢献できたと言えるとすれば、CEOとCFOは一体となって動く局面が結構あり、互いを補完しあえたということでしょうか。辻は周囲を巻き込んで新しいビジネスを生み出していくことに卓越した力がある。一方で物事を達成するために緻密に準備したり、ファイナンスの実務などは私のほうが得意な領域であり、辻と密なコミュニケーションを取りながら足りないところをカバーしあっている。こうした関係がうまく機能していたように思いますね。

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経営サイドと現場サイド、両方に密に関われる。コンサルタントで培ったスキルをもとに、M&Aからブランディングまで幅広く挑戦できる。ここは、若くてもそんな経験が得られる場だ。株式会社マネーフォワード 経営サイドと現場サイド、両方に密に関われる。コンサルタントで培ったスキルをもとに、M&Aからブランディングまで幅広く挑戦できる。ここは、若くてもそんな経験が得られる場だ。株式会社マネーフォワード

20代半ばでM&Aを担い、傘下に収めたグループ企業の取締役に。そんなキャリアもここでは珍しくない。

工藤
続いて酒井さんのご経歴を教えていただけますか。
酒井
私は大学卒業後、コンサルティングファームの経営共創基盤に入社しました。学生時代は統計やデータアナリティクスを専攻していて、当初はそれを活かせるIT系の事業会社への就職を考えていたのですが、果たして本当に自分に向いているのかよくわからなかった。そこで統計のスキルを使い、就職口コミサイトの定量的なスコアリングデータをスクレイピングし、100社ぐらいサンプリングして「就職したい・したくない」のフラグを立てて自分用のモデルを作って志向度を検証したんです(笑)。その中で上位の位置にきたのが経営共創基盤だったこともあり興味を持ったのです。
工藤
ユニークなアプローチで就職先を探されたのですね。経営共創基盤への入社をご決断されたのは、どのようなお考えからですか。
酒井
経営共創基盤はハンズオンでのコンサルティングを標榜していて、新規事業開発も手がければターンアラウンドも担いますし、関わる業界もIT系からサービス業、運輸業まで幅広い。当時、自分が本当に何をやりたいのかを決めきれずにいたので、そうしたモラトリアムな環境にも魅力を感じて入社を決めました。実際、経営共創基盤では情報メディア系企業の営業の戦略と組織の再構築や、フィンテックベンチャーのデューディリジェンス、大手金融機関のマーケットリサーチと営業戦略立案など、さまざまな案件にコンサルタントとして携われたことは、貴重な経験でした。
工藤
そちらからマネーフォワードに転職されたのは、どのような経緯だったのでしょうか。
酒井
経営共創基盤には2年弱在籍しました。様々な業種のクライアントの課題解決をしていく仕事は面白かったですし、それがある種コンサルタントの醍醐味だと思うのですが、一方で「自分の力でこの会社を伸ばすぞ」と、もっと心から思いたかったんです。もちろん、常にそうした心持ちでプロジェクトに臨んではいましたが、どうしても真の当事者ではないという壁を感じていました。次第に「自分の好きなサービスを自分の力で伸ばしたい、そこでバリューを発揮していきたい」という思いが募り、転身を考えるようになったのです。
工藤
そのご自身が好きなサービスというのが、マネーフォワードであったと。
酒井
ええ。転職にあたって「日常的に自分がよく使うサービスなら思い入れをもって取り組める」と思い、スマホのホーム画面にアプリがある企業を検討したんですね。そのうちのひとつがマネーフォワードでした。私も金坂さんと同じような経緯で、学生時代の友人がマネーフォワードで働いていて、彼から誘われたんですね。そこでお会いした社員がみなさん魅力的で、この人たちとなら一緒に働けると。他社の面接も受けたのですが、私の経歴もあって配属先がコンサルタント出身者ばかりだと聞き、もっと色んなバックグラウンドを持つ人たちと仕事がしてみたいと思いました。マネーフォワードは多様性があり、こちらのほうが面白そうだと思ったのです。
工藤
マネーフォワード入社後は、どのような業務をご経験になられたのでしょうか。
酒井
フロントに近いところで自分のスキルが活かせる職種を希望し、マーケッターとして入社しました。当初1年ほどは家計簿アプリのマーケティングに携わり、そこで一定の成果を出せたかなと思った後、新しいことにチャレンジしてみたいと志願して、金坂さんが統轄する経営企画に異動しました。
金坂
マネーフォワードでは「チャレンジシステム」という社内公募制度を設けています。当時、経営企画でもう一人メンバーが欲しいと社内公募をかけたところ、酒井さんが手を挙げてくれたんです。IPOの準備において酒井さんとも一緒に仕事をしていたのですが、その際にデータを正確かつタイムリーに分析してくれていて、とても優秀だなと感じていました。対外的なコミュニケーションスキルもあわせ持ち、さらに素晴らしいマインドを持った酒井さんはまさに適任ということで、チームに入ってもらいました。酒井さんにはM&Aや公募増資の案件を担当していただいていますが、先日グループジョインした「ナレッジラボ」(中小企業向けの経営分析クラウドサービスを手がける企業)のM&Aでは、担当の執行役員とともに提案段階から関わって交渉を担い、現在は取締役として経営にも入ってもらっています。
工藤
酒井さんはまだ20代半ばでいらっしゃいますよね。そうした若い人材にも、グループ企業の取締役という大きな仕事を委ねるのですね。
金坂
当時、酒井さんはまだ社会人4年目で、確かに「若すぎるのでは?」という声もあったのですが、(M&Aでグループジョインした)ナレッジラボのメンバーからの信頼も厚く、ここは彼に任せてみようと。当社は年齢など関係なく、その社員の人間力でポジションが決まる。酒井さんのほかにも、20代でグループ企業の取締役を務めている社員もいます。

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豊富な資本があり、大いにチャレンジできる環境もある。事業志向の方にとって、この機会を活かさない手はない。

入江
酒井さんは、マネーフォワードでのキャリアにどのような魅力をお感じになられていますか。
酒井
マネーフォワードはまだまだ発展途上にあるので、本当にいろんな経験ができる場です。先日は、家計簿アプリのリブランディングのプロジェクトも担当しました。当社の事業はいま大きく拡がり、もはや「マネーフォワード=家計簿アプリ」ではない。そこで家計簿アプリを「マネーフォワード ME」とリネームし、新しいブランドを確立していく取り組みを事業部と連携して推進。そこでは広告宣伝にも関わり、TVCMの広告効果測定からクリエイティブの方向修正などもディレクションしました。コンサルティングファームでは、アソシエイト時代に定量分析などを嫌になるほど経験すると思いますが、このプロジェクトではその経験が生きたと思いますし、こうしたコンサルタントのスキルをフックにして、M&Aとか公募増資とかブランディングなどに関わっていけることに面白さを覚えています。
入江
コンサルタント時代に培われたスキルが、いまの酒井さんの武器になっているのですね。
金坂
私が酒井さんを見ていて感じるのは、仕事の進め方のスケジューリングが非常にうまいということですね。つい最近も、酒井さんが社長の辻から結構大きな仕事を頼まれたんです。容易に片付く仕事ではなかったのですが、酒井さんは辻と「来週には40%ぐらいで一度提案します」とやりとりしていて感心しました。普通の人は、社長には100%のものを出したくなってしまうことが多いと思います。でも、実際には大きな仕事を任されたときに、まずはクイックにアウトプットを出して方向性が正しいことを確認するのは仕事の進め方としては正しくて、プロフェッショナルファーム出身者だからこそ身についている姿勢だなと。
入江
とはいえ、コンサルタント出身者が誰でも御社で成功できるかと言えば、おそらくそうではないと思います。ここでバリューを出せる人と出せない人の違いはどこにあるとお考えですか。
酒井
クライアントを誰と思うかというマインドセットがとても重要だと思います。プロフェッショナルファームの若手は上長をクライアントに捉える傾向がありますが、事業会社に来るとステークホルダーすべてがバリューを出すべき対象になる。
金坂
酒井さんも、私の知らないところで事業部に入り込んで、いろんな課題解決にあたっていますよね。経営企画に席があるのに、いつの間にか事業部の中に酒井さんの席が設けられていたり……(笑)。でもそうした姿勢がここでは歓迎される。マネーフォワードでは、Speed、Pride、Teamwork、Respect、Funという5つのCultureを掲げていて、四半期に一度、このカルチャーを最も体現した社員を社内で選び、「Culture Hero」として表彰しています。酒井さんも以前「Culture Hero」に選ばれたのですが、その時は事業部のメンバーたちが彼のことを強力にプッシュしてくれたんですね。
酒井
現場の事業部の方々から評価していただいたのは、とても嬉しかったです。先にお話ししたブランディングのプロジェクトの時にも感じたのですが、事業部と関わるといろいろな課題が見えてくるんですね。それを上流に遡って解決しようとすると、他の事業部からの協力も必要になり、自分からアクションを起こしていかなければならない。単に経営陣のエージェントだというスタンスだとここでは価値を出せないと思いますし、私自身もつまらない。
金坂
まだまだ当社は混沌としているので、酒井さんのような人材は本当に重宝されるんです。
永田
マネーフォワードでは、コンサルタント出身の方々の力にも大いに期待されているとのことですが、どんな人材を求めていらっしゃるのでしょうか。
金坂
若手の方を対象にお話しすると、スキルよりもパッションやマインドが大切ですね。若いうちはスキルなんていくらでも伸びる。それがどこまで伸びるかは、パッションやマインドセットに依ると思うんですね。あと重視しているのは人間力でしょうか。周囲ときちんと信頼関係が築けるかどうか。周りから好かれる愛嬌のある人がいいですね。酒井さんもこうしてスマートに語っていますが、実は社内ではいじられキャラですしね(笑)。
永田
では最後に、これから新しいキャリアをお考えになられているコンサルタントの方々にメッセージをお願いします。
酒井
ぜひマネーフォワードをお勧めしたいですね。いまの私は経営陣と深く関われるポジションにあり、グループ全体の取締役会に参加できる機会もある。ボードメンバーの社外取締役や顧問はみなさん著名なプロ経営者ばかりであり、そうした方々の生の意見に触れて、意思決定にリアルに関与できるのはとても面白い。20代のうちからこうした経験ができるのは、とても貴重なことだと感じています。一方で現場との距離も近く、問題を発見して解決する能力があれば現場に頼られ、そこで喜びを分かちあえる。「経営サイド」と「現場サイド」、両方楽しめるのが当社の魅力ですね。
金坂
コンサルタント出身でこれからマネーフォワードに入社される方には、社長の辻や私を含む経営陣と密にコミュニケーションを取りながら、いろいろなプロジェクトを進めていただくことになると思います。当社は上場したものの、まだまだ成長の余地を大いに残しているので、資本をしっかり使いながらスピード感を持ってチャレンジングな取り組みができる。社内起業を志向する人もウェルカムですし、こんなユニークな会社は他にはそうはないと思いますね。

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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