コンサル出身者が事業会社で活躍するには、「事業が好き」であることが重要。どうすれば購入してくれるかを必死で考えて、行動する。その中でこそ解がみつかる。株式会社ユーザベース コンサル出身者が事業会社で活躍するには、「事業が好き」であることが重要。どうすれば購入してくれるかを必死で考えて、行動する。その中でこそ解がみつかる。株式会社ユーザベース

Vol.40

コンサル出身者が事業会社で活躍するには、「事業が好き」であることが重要。どうすれば購入してくれるかを必死で考えて、行動する。その中でこそ解がみつかる。

株式会社ユーザベース

代表取締役社長(共同経営者)梅田 優祐氏

Director  Head of Consulting Services Head of Marketing, Greater China & ASEAN内藤 靖統氏

事業の現場が好きであること。それがユーザベースで活躍できる最大の条件。
入江
お二方ともコンサルタント出身でいらっしゃいますが、ユーザベースで活躍できるタイプと、そうではないタイプはどのようにお考えですか。
梅田
「事業が好きかどうか」ということですね。事業の泥臭いところも含めて楽しめるような方。たとえば、営業というのは商売の基本であり、すべての要素が詰め込まれています。お客様を訪問し、必要とされていることを把握して提供し、その対価をいただく。自ら現場に赴いて、どんな価値ならお客様がお金を払ってくれるのか、肌触り感のあるニーズを掴み、プロダクトやサービスを自分で考えて創っていく。このサイクルを回すのが好きであれば当社は面白いと思います。概してコンサルタントの方は、もっと高いレイヤーで大きな戦略を描き、抽象的な概念で物事を整理することに留まってしまう事が多いのですが、そうした人材は当社には向いていない。事業家として大切なのはその後の具象化であり、現場の最前線でのエクゼキューション能力です。
内藤
コンサルタントの方のなかでも、エグゼキューションにまで関わっている人は当社に向いているかもしれませんね。私はコンサルタント時代、小売業のお客様を多数抱えていたのですが、そこでは実際に店舗に入り込んで店長と一緒に週次の売上や在庫の計画を立て、現場のスタッフの方々と直に接して業務を改善していく経験を重ねました。まさに自分が「商売」をしている感覚で、こうした仕事にやりがいを感じるコンサルタントの方がいらっしゃれば、きっと当社でも活躍できると思います。
梅田
やはりコンサルタントが考える抽象化された机上の経営と、リアルなビジネスの間には大きな差があるんです。たとえばNewsPicksの有料課金サービスは1500円(iOSのみ1400円)なのですが、おそらくコンサルタントに分析を頼むと、競合の事例などを調べて『1500円という価格帯でデジタルコンテンツを出している企業はほとんど存在せず、マーケットにヒアリングしてもここまでの対価は払わないという声が多いので、事業化は難しい』というレポートが出てきて終わりになってしまうと思います。しかしリアルのビジネスはそうではなく、1500円でどうすればコンテンツを購入してもらえるのかを必死で考え、まずは行動してみる。そして必死で試行錯誤する中で解が見つかっていく。一人でも二人でも買ってくれると物凄い喜びがあって、それが自分の人生の喜びにもなる。そんな経験が得たい人はきっと事業家に向いていますし、ユーザベースならいくらでも味わえると思います。
入江
ユーザベースがいま描かれているビジョンを教えてください。
梅田
創業時に決めたことは3つあります。まずは、まだ誰もイノベーションを起こしていない経済情報のドメインで勝負すること。そして、ゲームのように流行っては記憶から消えていくものではなく、これがなければ仕事ができず経済が回らないという、そんな後世に残るインフラを創り上げること。三つ目が、このインフラを日本だけではなく、世界中の人に使われるものにしたいということ。この3つを凝縮したのが「経済情報で、世界をかえる」というミッションです。このミッションの実現に向けて、今後も新しいプロダクトやサービスを、グローバルなレベルで創り続けていきたい。そうした動きが社内の個人レベルでどんどん湧いてくるのが、我々が目指す理想の企業像。私自身もユーザベースがどんなに大企業になろうと、常に最前線に立ってビジネスを創造していきたいと思っていますし、逆に自分で価値が出せなくなったら、それが引退するタイミングですね(笑)。
永田
ある記事でお見受けしたのですが、梅田さんは地下鉄の大手町駅を歩いていた時、SPEEDAの事業のアイデアが降りてきて起業しようと決心されたとのこと。起業したいという気持ちをひそかに持っている人は結構いらっしゃると思うのですが、自分が何をやりたいのかなかなか見えてこないという声もよく聞きます。どうすれば「なりたい姿」が明確になるのか、梅田さんのアドバイスをいただけますか。
梅田
まず自分の本能に忠実になることですね。大人になると世間体など気になりますが、自分のピュアな気持ち、欲望に正直であることが大切。そうすると、やりたいことが浮かんでくると思うんですね。ただ、偏差値の高い頭脳明晰な人ほど、心と右脳で感じた本能を、瞬時にそのリスクを左脳で計算し、打ち消してしまう傾向があるように思います。心ではやりたいと思っていても頭でストップをかけてしまいがちですが、頭で考えたリスクなんて実際は意外に大した事がないと思った方が良い。万が一、頭で考えた通りのリスクが発生し、失敗したとしてもその経験は何にも代え難いものになるはずです。少なくとも頭の中だけでシミュレーションして何も行動しないよりは、例え失敗したとしても行動した自分に誇りを持てるはずです。ですから、何かやりたいことにチャレンジする際、頭で考えられるリスクを5割減するぐらいでちょうどいいかもしれない(笑)。ぜひご自身の本能に正直に行動していただきたいですね。

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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