コンサル出身者が事業会社で活躍するには、「事業が好き」であることが重要。どうすれば購入してくれるかを必死で考えて、行動する。その中でこそ解がみつかる。株式会社ユーザベース コンサル出身者が事業会社で活躍するには、「事業が好き」であることが重要。どうすれば購入してくれるかを必死で考えて、行動する。その中でこそ解がみつかる。株式会社ユーザベース

Vol.40

コンサル出身者が事業会社で活躍するには、「事業が好き」であることが重要。どうすれば購入してくれるかを必死で考えて、行動する。その中でこそ解がみつかる。

株式会社ユーザベース

代表取締役社長(共同経営者)梅田 優祐氏

Director  Head of Consulting Services Head of Marketing, Greater China & ASEAN内藤 靖統氏

「経済情報で、世界をかえる」というミッションを掲げ、アジア最大級の企業・業界情報プラットフォームである“SPEEDA”、そして経済専門のニュースアプリである“NewsPicks”という二つの革新的なサービスを展開しているユーザベース。その創業者である梅田氏も、いまSPEEDAのアジア事業をリードする内藤氏も、かつてコンサルタントの経験を持つ人材だ。お二人にこれまでのキャリアと、そしてユーザベースで働く魅力などについて話をうかがった。
戦略ファーム、そして投資銀行で抱いた強烈な問題意識が、起業のきっかけに。
入江
梅田さんはユーザベースの共同創業者のお一人ですが、起業されるまでの経歴を教えていただけますか。
梅田
新卒で戦略コンサルティングファームのコーポレイト・ディレクション(CDI)に入社し、そちらに2年10カ月勤務しました。その後、投資銀行のUBSに転職し、27歳の時にユーザベースを創業しました。
入江
もともと梅田さんは起業志向をお持ちだったのでしょうか。
梅田
いえ、学生時代は起業したいという思いなどありませんでした。しかし、たとえば総合商社などに就職すると、どの部署に配属されるかわからないし、勤務地も会社の都合。そうして自分の意思で決められないのは嫌だったんですね。大学の時に何かの本で読んだのですが、「プロフェッショナルな仕事の最大の対価は自由を得ることだ」と。すなわち、自分でやりたい仕事やお客様を選べるのがプロフェッショナルであり、学生なりに「戦略コンサルならそうした人材になれるのではないか」と考えてCDIに入社したのです。CDIでは大手企業の戦略立案やM&Aのデューデリなどに携わり、実にハードで楽しい毎日でしたが、3年ほど経ってもっとグローバルな環境で力を試したいとUBSに転職しました。
入江
そこからユーザベースを起業されたのは、どのようなお考えからですか。
梅田
UBSでは企業の資金調達案件に関わりましたが、結局、CDIにいた時と同じ苦労を味わうことになったんですね。CDI時代は毎日、業界分析や市場分析に明け暮れ、情報の海に溺れるような感覚で仕事をしていました。グローバルカンパニーのUBSならもっとスマートに働けるだろうと思っていたら、状況は何も変わらなかった。相変わらず情報の洪水と格闘することを強いられ、それで強烈に問題意識が湧いてきたんです。なぜビジネスの領域には、誰もが容易に利用できる情報インフラがないのか?と。考えてみると、ビジネス領域以外はGoogleが革新的な情報サービスを次々と実現しているのに、ビジネスの世界はイノベーションがまったく起きていない。既存の経済情報配信サービスなどは、ユーザー側がマニュアルを読み、トレーニングを受けて使いこなすような状況で、そんなサービスなどBtoCの世界ではあり得ないこと。ならば、誰もが簡単に使えて、誰もがスマートに働けるようなビジネス情報インフラを、自分たちの手で創り出そうと。ちなみに社名の「ユーザベース」は、いまお話しした通り、ユーザー起点で本当に欲しい経済情報サービスを創っていこうという、我々の思いが込められています。
入江
ユーザベースは梅田さんを含めて3人で創業されたとのことですが、残りのお二方とはどのようなご関係だったのでしょうか。
梅田
共同経営者である稲垣(裕介氏)は高校の同級生です。入学時のクラスでたまたま出席番号が彼の次だったので、席が隣になったのが知り合ったきっかけ。学生時代に自然と友達になるほど性格が合っているわけでもなかったので、強制的に話さざるを得ない状況でなければ、きっと友人にはならなかった(笑)。運命って、そういうものですよね。それから私は文系に進み、稲垣は理系に進み、彼もコンサルティング会社に就職してIT系の案件を手がけていました。性格は僕と全然違うけど、稲垣は人間として本当に信頼できる奴だった。だから経済情報のインフラを作りたいと思った時、エンジニアとして真っ先に稲垣の顔が浮かび、声をかけて一緒に会社を立ち上げたのです。もう一人の新野(良介氏)も不思議な縁で、彼は三井物産からUBSに私と同じタイミングで転職してきたんです。その入社後の研修でたまたま席が隣になり、そこで知り合いました。当時はまだリーマン・ショック前で投資銀行が絶好調の頃であり、とにかく大金を稼いでやろうとギラギラしている人間が多かったのですが、新野は最初から「事業をやりたい」と言っていて、そのための資金を集めるためにUBSに来たとのことで、自分と同じ匂いを感じました。その後、彼と業務で接することはなかったのですが、私が退職して起業することを聞いて連絡をくれて、彼も起業志向だったこともあって「一緒にやろう」という話になりました。

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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