コンサルタント転職のこぼれ話
MBAとリーダーシップの共通点

Author:永田 憲章

MBAとリーダーシップの共通点

先日、産業を共に創るトップリーダーの集まるコミュニティ「Industry Co-­Creation(ICC)」のMBAナイトというイベントに参加しました。「MBA留学の核心とは何か?」というテーマでのパネルディスカッションやその後の交流会を通じて、MBAで何を得られるのか、MBA留学を検討する際に留意すべきことなどについて理解を深めることができました。
「戦略コンサルタントとMBAのどちらを目指すべきか」「MBAに行くべきか」などのご相談に対してお話できることもございますので悩んでいらっしゃる方、MBAに興味がある方は是非ご連絡ください。
 
MBAナイトの中で、スタンフォード大学経営大学院の受験の際に提出する名物エッセイについての話がありました。 

「What matters most to you and why?」 

これはエッセイの冒頭で問われる内容です。 
MBAの合否に関わるエッセイで問われているのは自分自身のことであり、深く自分自身を理解していることがMBA留学の前提とも言えるでしょう。皆さんであれば、どのように回答されるでしょうか。
 
また、MBAナイトの前日には、弊社が主催するイベントもありました。 「Yahoo!アカデミア」学長として次世代リーダーの創出と育成を担いグロービス経営大学院でもリーダーシップ科目の教壇に立つ伊藤羊一さんが、経営者やCxOの方向けに、「最高のチームと自分を創るリーダーシップ」というテーマでお話くださいました。 

セミナーの中で特に印象的だったのは
 
「Lead the self」 「Lead the people」 「Lead the society」
 
という言葉です。 
リーダーシップとはリーダーの在り方であり、リーダーが何をリードするかといえば、人(チームや組織)。邪悪なことをしていなければ、それは社会をリードすることにつながっていく。その前提になるのは自分をリードしていること。自分の譲れない想いは何か。 他の人に何か言われても変わらない想いは仕事をする上で大事な軸になり、判断基準になる。自分が熱狂しているから周りが熱狂していく。 「汝自身を知る」ことがリーダーシップの前提であると繰り返しお話くださいました。 
 
MBAにおいてもリーダーシップにおいても、まず自分自身のことが問われている。2つのイベントを通じて気付いたMBAとリーダーシップの共通点は、キャリアを考える上でも非常に重要なポイントであると感じます。  
それでは「汝自身を知る」ためにどうすれば良いのでしょうか。
 
MBAナイトでは、株式会社ミライセルフ代表取締役社長の表孝憲さんから心のABテストという話をお聞きしました。例えば、ベンチャーキャピタリストの方、起業家の方など自分が興味のある方にどんどん会っていき、誰に会った時にワクワクしたかを振り返っていくと自分のことが見えてくるということでした。 
伊藤羊一さんからは、「汝自身を知る」ために内省と対話をすべきという話や、ライフラインチャートの活用(横軸に年齢、縦軸にモチベーションの上がり下がりというグラフを書いて、これまでの人生で起こったイベントを振り返ること)が有効という話をお聞きました。 
例えば、ライフラインチャートを見ながら対話をすることで自分自身の譲れない想いに気づき、譲れない想いに気づけばその部分を強くすることができ、Lead the selfが強くなり、リーダーシップのベースになるということでした。 
 
以前、弊社キャリアコンサルタントの入江が"コンサルタントのモラトリアム"というブログを書きました。
 ※参考:https://kc-consul.com/blog/42.html
 
私も、コンサルタントの方とお話させていただく際、やりたいことが見つからない、というご相談をいただくことがしばしばありますが、同様に悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。やりたいことが見つからないときにも「汝自身を知る」ことが有効と感じますので、是非、心のABテスト、内省と対話などを試してみてください。
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