決定者の声 Vol.003 株式会社Preferred Networks

PwCコンサルティングからPreferred Networksへ

自分のやりたかったことを見つめ直し、ワクワクする転職先を選んでほしい。

海藤 淳司

株式会社Preferred Networks ビジネス開発
2002年に京都大学工学部卒業、2004年に京都大学大学院工学研究科を修了後、パナソニックに入社。研究開発、海外マーケティング、経営企画、新規事業開発など、メーカーのコア業務に幅広く従事。北米に3年駐在し、シリコンバレーにてスタートアップを中心としたアライアンス戦略構築なども経験。2019年にPwCコンサルティング合同会社に入社し、新規事業サービスとして、AIを活用したオペレーション業務の効率化・高度化、スタートアップ協業等に従事。2022年からPreferred Networksにて、現在、半導体領域での新規事業開発を戦略策定から実行までリードしている。

Points

コンサルタントとして活躍されている方が、何をきっかけに転職を考えるようになり、どのような活動を行って、どのように意思決定されたのか、ポストコンサルタント転職の事例をご紹介します。今回はPwCコンサルティング出身で、クライス&カンパニーを介して事業会社に転職された方にお話をうかがいました。

私が本当に望んでいた仕事は、技術で世界と戦い、技術で日本を元気にすること。

今回、転職をお考えになられた経緯をお聞かせください。
私は大手電機メーカーを経てPwCに移り、経営コンサルタントとしてキャリアを重ねてきましたが、実はずっと心に秘めるものがありました。そもそも私はどんな仕事がしたかったのかと人生を振り返ってみると、真っ先に頭に浮かぶのは「技術で世界と戦いたい」ということ。

大学進学時に工学部を選び、新卒でメーカーに入社したのも、自分の技術で世界と戦ってみたいという想いがあったからなんです。そのメーカーではシリコンバレーに駐在する機会を得て、現地で新事業の企画開発を担いましたが、そこで米国人の間で日本の評価が下がっているのを目の当たりにして危機感を抱き、「技術で日本を強くしなければ」という想いをいっそう強くしました。

その後PwCに移籍し、コンサルタントとして日本企業の経営支援に奮闘しましたが、いつかは当事者として技術で日本を元気にしたいと考えていて、良い機会があればと探していたところ、幸運にも今回の転職につながりました。
その機会を探す上で、クライス&カンパニーにコンタクトされたのはどのような理由からですか。
PwC時代の先輩の方からの勧めです。コンサルタントから事業会社に転職した方が、エージェントとしてクライス&カンパニーをたいへん評価されていました。
弊社のキャリアコンサルタントの永田が担当させていただきましたが、永田との面談はどんな印象でしたか。
永田さん自身も、かつて外資系ファームでコンサルタントをされていたとのことで、私が置かれている状況などをよく理解いただき、コミュニケーションがとてもスムーズでした。私の考えをきちんと聞いていただき、これからのキャリアプランについて親身になってアドバイスしてくださりました。

あと、これは余談ですが、その面談の席に永田さんの後輩の若手の方も同席されていて、お二人の会話がとても良い雰囲気だったんです。そうした社員同士のやりとりから企業の素顔が見えて、誠実で信頼できるエージェントに違いないと感じました。
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まったく頭になかったキャリアの選択肢を、エージェントから提案いただいた。

面談の後、Preferred Networksをご提案させていただきました。当初どのようにお感じになられましたか。
Preferred Networksのことは知っていました。前々職のメーカーでシリコンバレーに駐在していた時、現地で有望なスタートアップを探す仕事を手がけていたのですが、日本にもPreferred Networksという優秀なスタートアップがあるという話が耳に入ってきたんですね。

調べてみると非常に高度な技術力を持つベンチャーで、個人的に注目はしていたのですが、自分がそこに転職するという考えは微塵も浮かばなかった。というのも、Preferred Networksは天才レベルの技術者の集団というイメージがあり、私自身はもともとエンジニアだったものの、途中からは事業開発に携わっていたので、自分が参加できるような場ではないと思っていたんです。
海藤さんにとって、Preferred Networksは転職先としてまったく選択肢になかった企業だったのですね。
ええ。ですからご提案いただいた時、「あのPreferred Networksに参画できるチャンスがあるのか」と正直驚きました。永田さんからメールでご案内いただいた際に「凄い会社の提案を受けた」と興奮したことを今でも覚えています(笑)。

高度な技術者集団の中に私が入っていけるのかという不安はありましたが、Preferred Networksのような企業が活躍しなければ日本のスタートアップ界は盛り上がらないと思っていたので、そこに貢献できるのならぜひ参加したいと。それに、Preferred Networksは世界で通用するトップレベルの技術を有しており、まさに日本発で世界と戦える企業で、自分のやりたかったことに近づけるのではないかと応募しました。
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転職後、「これは必ず成功する」と確信を持てる新事業開発に奮闘中。

入社をご決断されるにあたって、迷いはありませんでしたか。
まったく迷わなかったですね。面接でお会いした社員の方々がみなさん素晴らしく、特に最終面接では、創業者のお二人がわざわざ時間を割いてじっくりと対話してくださったことに感銘を受けました。二人とも業界の有名人でカリスマ的な存在ですが、とても謙虚に私の話を聞いてくださり、これから事業を伸ばしていきたいという熱意も感じられました。面接はとても盛り上がって、私の事業開発のキャリアを評価していただき「一緒に仕事をしませんか」と直々にお誘いいただいたので、その場で即答しました。
Preferred Networksに入社後、現在はどのような業務に携わっていらっしゃるのでしょうか。
ゼロイチの事業開発を担い、半導体領域で新しい事業を創り出そうと日々奮闘しています。どんな戦略でどんなクライアントを攻めるべきか等、戦略立案から実行までを託されています。まさにイメージ通りの仕事にチャレンジさせてもらっていて、やりがいは大いにある。

事業開発をしていて最も苦しいのは、自分自身が「これは事業になるのか」「この技術は通用するのか」と疑問を持ちながら取り組むことですが、いまPreferred Networksで臨んでいる事業開発は、誰よりも私が「この事業を必ず成功させる」という熱い想いをもって進めていますし、この技術は世界で通用すると私自身が強く信じられる。こうした環境でキャリアを積めるのは、とても幸せなことだと感じています。
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一人で転職活動を進めていたら、きっといまこの会社にはいなかった。

転職活動を振り返って、クライス&カンパニーを利用した価値はどこにあったとお感じですか。
転職先として自分の頭の中になかった企業を提案いただけたのが、やはり大きいと感じています。一人で転職活動を進めていたら、いまきっとここにはいなかったと思いますね。

コンサルタントの先輩たちが転職する様子を見ていると、別のコンサルティングファームや、あるいは大企業の事業企画や経営企画に移るケースがほとんどでしたので、Preferred Networksのようなスタートアップはまったくイメージしていませんでした。

また、Preferred Networksをご提案いただいて、たいへん魅力的な会社だと思っていましたが、上場していないので企業情報を収集分析するのが難しかった。そこに関しても永田さんが情報を積極的に提供してくださり、とてもありがたかったですね。
Preferred Networksへの転職にあたって、何か不安はありませんでしたか。
この会社には、国際情報オリンピックで金メダルを獲得した方や、Kaggle(世界的な機械学習・データ分析のコンペティション)称号保持者など、ずば抜けて優秀な人材がたくさん在籍しています。そのレベルまでずば抜けた方々との接点が今まではなかったため、果たして会話が成立するのだろうかという不安はありました。

しかし、実際に接してみると、みなさん偉ぶることなく謙虚で人柄が良く、4つのPFN Valuesのうちの一つ「Proud but Humble(誇りを持って、しかし謙虚に)」をまさに体現するような方々で、私の理解が追いついていない技術も丁寧に教えてくださる。良い意味でイメージを裏切られましたね。自分のキャリアが本当に通用するのかという心配もありましたが、いま海外のお客様に新たなビジネスを提案して商談を行う機会が多く、そこでは過去の海外駐在経験、事業開発経験、半導体エンジニア経験、そしてコンサルタント経験が大いに活きている。本当に良い会社に入ることができて、感謝しています。

多忙なコンサルタントほど、新たな機会を掴むためにエージェントを活用すべき。

ご自身の経験も踏まえて、コンサルタントの方々が転職を考える際、エージェントを活用したほうがいいのはどんな人だとお考えですか。
コンサルタントは他の業界と比べると一般的に多忙で、お客様のためにハードワークされている人が多いと思います。そうした方々は、新しいフィールドで活躍できるだけのスキルが十分に溜まっているものの、目の前の案件をこなすのに忙しくてそちらに目が向かず、結果として機会を逸していることも多い。

ですから、多忙なコンサルタントの方こそエージェントを活用すべきではないでしょうか。エージェントと接点をもって、自分が活躍できる業界や企業をプロの眼で示してもらう。そうして優秀なコンサルタントが積極的に新たな機会を掴み、人材の流動性を高めていくことが、日本の産業にとっても重要なこと。なかでもクライス&カンパニーは、転職先となる候補を闇雲に提示してくるのではなく、個人に応じてふさわしい企業を提案してくださるので、信頼のおけるエージェントだと思います。
いまコンサルタントとして活躍されている方々で、さらにキャリアアップしたいと転職をお考えのみなさんにアドバイスをお願いします。
2つあります。ひとつは、今回の私もそうですが、転職にあたっては、この領域なら絶対に負けないという技術やサービスを持つ、尖った会社を選ぶべきだと思います。そうした企業にはレベルの高い人材が集まっていて、レベルも高いお客様を抱えていて、レベルの高い情報が集まってくる。そうした環境に身を置くことが、自らのキャリアアップにもつながっていきます。

そしてもうひとつは、「そもそも自分は何をやりたかったのか」「どんな人でありたかったのか」を折に触れて考えること。私はまさにそれが転職のきっかけになりましたが、若い時から抱いていた「技術で世界と戦う」というピュアな志をいまPreferred Networksで体現できているのは、私にとって大きな喜びであり、モチベーションにつながっています。コンサルティング業界からスタートアップに移ることにリスクを覚える方も多いと思いますが、私はこの会社を提案いただいた時、本当にワクワクしましたし、そんなリスクなんてどうでもいいと感じるほどでした。みなさんもぜひ、自分が何になりたかったのかを棚卸して、それに応える仕事を選んでほしいと思っています。

構成:山下 和彦
撮影:波多野 匠

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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