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CXOのキャリアコラム

副業・兼業でバリューを発揮する人が増え、企業の成長が加速している

コンサルタント 入江 祥之

公開日:2023年1月20日

昨年、国は「企業は、副業・兼業を許容しているか否かをHP等で公表することが望ましい」というガイドラインを策定しました。このガイドラインが出されたことで、今後ますます副業・兼業は促進されていくでしょう。

弊社でも、昨今の企業・個人双方での副業・兼業のニーズが高まっていることから、副業・兼業に関わる紹介サービスを強化しています。

高い専門性をもつ方が、さまざまな領域で企業の成長を加速している

弊社が、自社サービスの候補者の方にヒアリングしたところ、社外取締役や顧問をはじめ、以下のようにさまざまな領域で副業・兼業している方がいらっしゃいました。

・新規事業開発支援
・マーケティング支援
・大手企業のDX支援
・プロダクト開発支援
・海外進出支援
・IPOに向けた管理部門の強化
・人材採用や組織強化支援
・経営者の壁打ち相手、など

実は、弊社も数年前からプロダクトマネージャー領域の第一人者である及川卓也氏に、顧問としてサポートいただいています。その結果、プロダクトマネージャー領域の売上が、弊社の大きな柱のひとつになりつつあります。

さらに、マーケティングのプロフェッショナルにアドバイザリーをお願いした結果、弊社のサービスを希望する方の人数が大幅に増えました。こうした実例を通じて、「高い専門性を持つ方にサポートいただくことで、企業の成長が加速する」と強く実感しております。

兼業・副業は、個人・企業双方にとってチャンスやメリットが多い

個人側のキャリア視点として、コンサルタントのパートナー職を経て、現在はベンチャーの経営幹部として活躍されているAさんの例を紹介します。

印象的だったのは、Aさんが「年齢を踏まえると、ベンチャー企業にフルコミットで働くより、知見を複数企業に提供するほうがバリューの出し方がよいのではないか」と話されていたことです。ベンチャー企業にはハードワークが可能な若手が多いため、自身は別のバリューの出し方を模索したいとのことでした。実際にAさんは現職の経営業務の傍らで、複数の企業で社外取締役や業務委託のアドバイザーとして、高いバリューを発揮されています。

また、別の例として紹介したいのが、コンサルタントを経て、日系大手企業の経営幹部として活躍されているBさんです。Bさんは、現職でこれまでの知見を発揮でき楽しく仕事しているもの、コンサルタント時代に比べると、明らかに自分自身のインプットや刺激が減っていることに危機感を感じておられました。

Cさんは、海外のTech Giantsと言われる有名な外資IT企業で活躍しつつ、「今後はもっと日本に貢献したい」という想いがありました。そのため、報酬度外視で日系大手企業のDXアドバイザリーを引き受けることにしました。

これらの事例を鑑みると、企業側は高い専門性を有する方にサポートしていただくことで、自社メンバーだけで解決できない課題を解決し、飛躍的に事業を伸ばすチャンスがあります。

個人側のキャリア視点では、ご自身の豊富な知見を一社だけで活用するのはもったいないです。複数企業に関与することで、更なる自己成長も見込めるでしょう。
また、複数企業に関与することで、純粋に仕事や人生の楽しみを増幅している方もいます。

マクロ的に見ると、日本は確実に人口が減少していきます。能力の高い人材のニーズはより高まり、企業・個人の双方で副業・兼業のニーズは高まっていくでしょう。

弊社は、この領域の事業に本腰を入れ始めたばかりです。副業・兼業に興味のある方や企業さまは気軽にご連絡ください。今後も社会の変化に応じて、多様なニーズにお応えしていきます。

(2023年1月20日)

Author

入江 祥之

コンサルタント 入江 祥之

大学卒業後、野村総合研究所に入社。同社では主に IT コンサルティングに従事。その後、転職エージェントに転身してからは、これまで一貫してコンサル業界の転職サポートを中心に活動して参りました。