たとえば公共インフラの民営化を、自ら投資して担う。アドバイザリーを超えて「経営」に力をふるう醍醐味。 たとえば公共インフラの民営化を、自ら投資して担う。アドバイザリーを超えて「経営」に力をふるう醍醐味。

Vol.36

たとえば公共インフラの民営化を、自ら投資して担う。アドバイザリーを超えて「経営」に力をふるう醍醐味。

株式会社 経営共創基盤(IGPI)

パートナー マネージングディレクター岡田 信一郎氏

マネジャー池田 直隆氏

国内初のコンセッション案件を成し遂げ、さらに攻勢をかけるべく新会社を設立。
永田
IGPIに入社されてからは、どのような案件に携わってこられたのですか。
岡田
入社後しばらくは、経営難に陥った地方のバス会社を再生させるためにIGPIが立ち上げた「みちのりホールディングス」で投資業務に関わっていましたが、2012年、新関西国際空港株式会社へ執行役員として出向することになりました。当時、政府が空港などの公共インフラの運営をコンセッション方式で民間事業者に委ねる方針を掲げ、関空と伊丹の両空港の運営権が売却されることが決定。そこで、インフラの事業運営とM&Aの両方に通じてコンセッションを推進できる民間人材が必要となり、ご縁もあって私にお声がかかって、その役割を担うことになったのです。
永田
関空と伊丹の民営化は「国内初」のコンセッション案件として大きなニュースにもなりました。そこに岡田さんが関わっていらっしゃったのですね。
岡田
本当に大変でしたね。空港会社が抱える巨額の借入金を返済するために、兆を超える金額で売却するという目標が掲げられ、これはかなりの難題だなと。海外からも出資を募らなければ実現できないだろうと考え、投資家を開拓するために世界中を駆け回りました。4年弱ほどこの案件に関わっていたのですが、後で計算したら地球を15周していました(笑)。結果的には2兆2000億円を超える金額で売却できたわけですが、いま振り返ると新関西国際空港株式会社では本当に優秀な仲間に恵まれました。IGPIとしてもこの案件には私を筆頭にIGPIのメンバーが4名参画したのですが、みなきわめて高い専門性を有するプロフェッショナルで、こんなチームが組めるIGPIだからこそ、この案件を成功に導けたと思いますね。そして、ここで得たコンセッションに関する知見をもとに、2016年の8月にIGPIコンセッションという新会社を立ち上げ、いまその代表を務めています。
永田
新しく設立されたIGPIコンセッションは、どのようなミッションを掲げているのでしょうか。
岡田
今後、国内でコンセッション案件が増えていくのは明白であり、20兆円を超える規模になるとも目されています。このマーケットを開拓していくために立ち上げたのがIGPIコンセッションであり、当面はすでにいくつか進行している各地の空港の運営権の売却案件において、アドバイザリー業務を担ったり、あるいは自ら投資して事業運営にも関わっていく方針です。
池田
私も現在、こちらのIGPIコンセッションに参画し、いくつかの業務に携わっております。また、コンセッションだけでなく、「みちのりホールディングス」が投資して経営権を獲得したモノレールの事業にも携わっています。現場が抱えている課題を解決し、この交通インフラをさらに価値のあるものにすべく日々奮闘しています。やはり自ら事業の経営に関われることが、当社でキャリアを積む最大の魅力だと思います。単にコンサルティングするだけでは、あるいは単に投資するだけでは、本当に自分の仕事が企業の変革につながっているのかどうか実感しにくい。自分たちでお金を入れて、自ら事業を動かすところまで担えるのが当社ならではの醍醐味であり、コンセッション案件はまさにそれを実践するのに適した題材。インフラに関わるので社会的な意義も大きいですし、手がけた仕事がメディアで大きく取り上げられる機会も多く、世の中の役に立っていることを大いに実感できます。
永田
投資先企業に外部から参加して経営に関わるのは、なかなか苦労も多いようにお見受けします。
池田
確かにいま携わっているモノレール事業も、これまでの歴史や文化があり、こちらの思うように進まないことも良くあります。でも、外部から異物が入ってくるわけですから、軋轢が生じるのは当然のこと。こちらが正しいと思ったことも、決して押しつけたりはしない。先方の考えと異なれば、その時点から一緒に別の解決法を探していく。それがまさに当社が掲げる「共創」であり、経営に関する知見はもちろん、相手を理解して信頼を得る「人間力」も、当社で活躍する上で求められる資質だと感じています。

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

この企業を指名して転職支援を申し込む この企業を指名して転職支援を申し込む
interview backnumber
バックナンバーを選択してください