総合商社から起業することを目指してDIへ 海外拠点の代表に就任し、「日本の強み」のグローバル化に挑む 総合商社から起業することを目指してDIへ 海外拠点の代表に就任し、「日本の強み」のグローバル化に挑む

Vol.06

総合商社から起業することを目指してDIへ

株式会社ドリームインキュベータ

得爱(上海)企业管理咨询有限公司 董事兼総経理石川 雅仁氏

とっさの一言で上海事務所の責任者へ
入江
石川さんは現在、上海事務所の責任者を務められています。どういう経緯で就任されたのですか。
石川
もともと私は中国事務所の開設検討メンバーではなかったんです。しかしある日、当社会長の堀と、社内メンバーで会食をする機会があって、その最後に「何か一言ずつ言いなさい」と堀から無茶振りされたんです。私はとっさに手を挙げて「中国へ行きたいです!」と言ったところ、堀が「よし、行け!」と。もちろん、このやり取りだけで決まったとは思っていませんが、もしこの会食の場がなかったら、中国には行っていないかもしれませんね。
入江
なぜ中国行きを希望したのですか。
石川
日本企業を応援する立場としても、自分で将来事業を起こすかもしれない立場としても、日本だけ見ていてはまずいと思っていました。海外市場を知り、その成長を取り込んだり共生したりできないと、ビジネスを大きくすることはできません。ドリームインキュベータでは海外向けプロジェクトが増えているので海外に駐在しなくても海外ビジネスの経験はできるのですが、日本から海外を眺めるのと、現地に住んで眺めるのとでは見えてくる風景がまったく違いますから、やはりその土地にどっぷり浸かってこそ提言の迫力や説得力も増す、というところがあります。
入江
手応えはいかがですか。
石川
2010年12月に上海オフィスを開設して以来、ありがたいことにプロジェクトが途絶えることはなく、今後成長できる手応えもつかめています。現時点での上海オフィスのミッションは短期的な利益を追うのではなく、中長期的にクライアントの海外展開を支援できる基盤をつくること。具体的には他のどのファームにも負けない自分たちの得意分野をつくること、その分野で有望な現地パートナーを見つけてクライアントの事業にも活かせるようなネットワークを構築すること、そして良い人材を採用し育成することです。なので、現在はプロジェクト運営より基盤づくりのほうに私はリソースを割いています。
入江
自分たちの得意分野とは何ですか。
石川
中国政府・企業が日本企業に頼みたいのは、中国政府・企業だけでは解決できないことです。最終的に自らでできることは自らでやります。ゆえに、そうした必要とされる分野において私たちは強くなりたい。現在、力を入れている分野は三つあり、一つは環境・エネルギー分野。この分野ではこれまでに日本が解決してきたノウハウが絶対に役立ちます。もう一つはIMC(インターネット、モバイル、コンテンツ)。日本のコンテンツは中国でも受けていますので、その受けているうちに、お金がしっかりと動くビジネスの仕組みをつくりたい。そして日本の優れた消費財。これを中国に展開していけるようにしたいと考えています。更にそれらの分野を融合して新しい事業・産業をつくっていきたいです。
入江
おうかがいしていると、他のコンサルティングファームとはだいぶ毛色が違いますね。
石川
もちろんドリームインキュベータにはコンサルティング会社としての側面もありますが、現在はそのスキルやネットワークを活かして新しい産業づくりに取り組んでいることが大きいと思います。言い方を変えれば、私たちはコンサルティングスキルをベースとして使いながら、いろいろなことに挑戦できる会社です。他のコンサルティングファームで実現できることは全てできますし、コンサルティングスキルも身に付きます。更に転職や独立しないとできないようなことにまでチャレンジできる、そしてそのチャレンジに必要なスキルも身につく、非常に面白い会社だと思います。
入江
そうすると、どんな人がドリームインキュベータにマッチするのでしょうか。
石川
思考力は前提として、好奇心が強く、自分で新しいものをつくりだしていこうという前向きさ、人間としての面白さがある人だと思います。商社にいた頃に私が物足りなさを感じていたのは、同僚が自分と持ち場を交替しても大して結果は変わらないことでした。人の代替がきくのは組織として正しい在り方ですが、個人としては残念な思いがします。ところがドリームインキュベータは個人でも勝負していますから、責任の重さに悩むことや、ゾクゾクするような体験を何度も味わうことができます。私だけでなく、各ビジネスプロデューサーがそういった苦しくも充実した経験を通じながら、代替の効かない・世の中を変えるような付加価値を提供できる真のプロフェッショナルを目指しています。そういった志の高い仲間が増えることを望んでいます。

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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