投資ファンド、企業再生、中国ビジネス――常に時代の先端を行く仕事ができる理由とは? 投資ファンド、企業再生、中国ビジネス――常に時代の先端を行く仕事ができる理由とは?

Vol.02 後編

投資ファンド、企業再生、中国ビジネス――常に時代の先端を行く仕事ができる理由とは?

シティック・キャピタル・パートナーズ・ ジャパン・リミテッド

日本代表中野 宏信氏

業界の範疇を超えた人脈と見識を磨き、適切な判断を下す
丸山
どういう人がシティックには向いていますか。また、人を採用するときはどんな資質を重視しますか。
中野
向いているのはコンサルタント、ですね(笑)。我々は事業に投資するので事業を理解していることが大切です。それを実体験で理解できているといいですね。重視している資質は誠実さ、インテグリティです。
丸山
仕事においてご自身のモットーはありますか。
中野
当たり前の話ですが、どんな仕事でも最後までやり切ることが大切です。絶対に途中で投げ出さない。そして常にフェアであろう、誠実に対応しようと心がけていることぐらいでしょうか。相手を利用してうまくやろうという発想を持ったことはありません。あくまでフェアに、誠実にやってうまくいけばそれでよし。ダメなら仕方ない。あとは強い当事者意識を持つことでしょうね。組織が大きくなればなるほど誰かに任せる部分が大きくなります。任せた仕事であってもよく理解して、うまくいっているかどうか進行をチェックし、うまくいかなかったらどういうアクションを取るかきちんと考える。よくあるハンズオフのスタイル――トップである自分は方針と戦略をつくり、後は部下の君たちがやってね、というような――そういう形はあまりうまくいきません。本当に自分がやってみせるくらいでないと、人はついてきません。
丸山
事業会社トップの発言ですね。
中野
ただ、現在のように判断を下すのが仕事という立場になると、自分の仕事だけをやっていれば成功するとはとても思えません。自分の仕事の範疇を超えたところまで人脈や関心、見識を持つようになってはじめて事業を客観視することができ、適切な方針を打ち出せるのです。ある事象の渦中にいる人はどうしても視野が狭くなります。物事は対象にのめり込めば込むほど適切な距離感を失い、判断を誤ってしまう。私はいまファンドの世界にいますが、業界の範疇を超えた人脈と関心、見識を持って適切な距離感を保たないといけないと自戒しています。
丸山
そう考えるようになったのはいつ頃からですか。
中野
去年くらいからです。そのために経済同友会に入り、国政の問題を考える部会に所属しました。そうするとさまざまな業界の人たちが集まっていて、人脈や関心を広げる効果はあったと思います。それ以外だとプライベートで文化、芸術にも興味を持つようになりましたね。自分の住んでいる世界なんて本当にちっぽけですが、往々にしてそれがすべてになってしまいがちです。しかし判断することが仕事という立場になったら色々な世界を体験し、世間を広げ、常に適切な判断をできる状況に自分を置かなければなりません。だから自分の時間の3割くらいは今いる業界とは別のことをするようにしています。
丸山
たしかに仰る通りですね。経営者として大いに共感致します。これからがますます楽しみですね。本日は長時間ありがとうございました。
(了)

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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