コンサルタント転職のこぼれ話
好き嫌いを優先しながらキャリアを築く

2017年 6月 20日Author:永田 憲章

好き嫌いを優先しながらキャリアを築く

先日、弊社が開催しているキャリアイベント「汐留アカデミー」に、一橋大学大学院教授の楠木健氏と、株式会社ほぼ日のCFO篠田真貴子氏がお越しくださいました。
「好き嫌いとキャリア」というテーマで楠木氏と篠田氏による対談が行われ、お二人がご自身のこれまでのキャリアを振り返りながら、場面場面で切れ味鋭い持論が展開されるというエキサイティングな時間でした。
 
今回のブログでは、私が特に印象に残った言葉をいくつかお伝えします。
 
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『ほとんどのことは思い通りにならない。どうせ思い通りにならないのであれば、好きにした方が良い。日々やっていることが嫌でないことは、仕事を含めた日々の生活を満足するために大事』
 
 
私はコンサルティングファームから現職へ転職していますが、好きな仕事に取り組んでいる時とそうでない仕事に取り組んでいる時では、予想外の事象が起きたり困難にぶつかった時の気持ちの持ちようが大きく異なっているように思います。
 
当時、転職後の姿を想像すると物凄くワクワクしたので、その気持ちに従って、未経験だのリスクだのと考えることなく転職しました。
 
現職へ入社後しばらくのうちは、事前に想像し得なかったことに遭遇することもありましたが、「好きでこの仕事を選んだのだから」と自然に受け入れることができ、「絶対に成果を出す」とがむしゃらに邁進していました。その結果、今では充実感と心地よさが同居する日々を過ごせています。
振り返ってみると、正に好き嫌いを優先した選択をしたのだと思います。
 
自分自身、好き嫌いを優先しながらキャリアを築くことの意味を実感していて、お二人の言葉がすっと頭の中に入ってきました。
 
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『本当に好きではないことを、自分の気持ちを曲げてやっていて一番怖いのは、何が好きかが本格的にわからなくなるという予感があった』
 
ぞっとする言葉でした。何かをやりたいという気持ちすら湧かなくなってしまうとしたら、恐ろしいことこの上ありません。
 
私は20代後半で転職し、今、充実感と心地よさが同居する日々を過ごす中で、自分自身の感情が年々オープンになっている感覚があります。あのとき行動しなければ、好きな仕事に出会えていないばかりか、自分の好きな感情を見つけにくくなっていたかもしれず、自分の気持ちに素直に従って本当に良かったと思います。
 
一方で、好きではないことを続けなければならない状況もあると思いますが、対談の中では、仕事の中にも幅があり、その幅の中で、自分が好きな仕事をするように持っていくことができるのでは、という話もありました。
 
自分の気持ちに蓋をしないで、試行錯誤しながら行動し続けることの重要性を感じます。
 
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『成功するためにリスクをとるとか、リスクを恐れてはいけないとか、リスクを取りに行けとか、そういう人達は成功するという状態が前提にある。失敗したとしたらそれはよくないことで、避けなくてはいけないことであって、だからリスクという概念が出てくる。前提が失敗であれば、リスクなんて存在しないし、何があっても嬉しくて、ちょっといいことがあっただけで大成功』
 
好きを仕事にする、あるいは好きではない仕事をしないために変化を起こそうとすると、それに反する気持ちが出てくることがあると思います。
 
そんなときには、自分の中にある「前提」が誰によって作られてきたものなのか?と立ち止まって考え、前提を定義し直すことができれば、前進するための大きなパワーを得られる、という気付きのある言葉でした。
 
自分自身を振り返ってみても、これまで根拠なく言われ続けてきたことが、いつの間にか自分自身の前提になってしまっている感覚があり、前提を見つめ直すことによる可能性を感じてます。この言葉は今回の対談で得られたパワーフレーズになりました。
 
いかがでしたでしょうか。
これらの言葉が何らかの参考になれば嬉しいですし、今後キャリアを考える際には、是非「好き嫌い」の要素を含めていただければ幸いです。
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