コンサルタント転職のこぼれ話
風をよむ

2017年 1月 20日Author:入江 祥之

風をよむ

みなさんは、現在の『仕事』や『事業』が、数十年後もそのまま存在すると思いますか?
 
経営者の方とお話をしていると、「風をよむ」というキーワードを度々耳にすることがあります。
 
IT革命は1986年の約30年前に起こり、世の中の生活を劇的に変えました。IT革命で新たに生まれた産業もあれば、衰退していった産業もあります。IT革命の次はAI革命と言われています。第四次産業革命(インダストリー4.0)と言われるAI革命はIT革命以上に世の中を変えるかもしれません。みなさんは、10年後、20年後、世の中がどのように変化していると思いますか?
 
以前、インタビューを取らせていただいたファンド会社の社長が、自らの投資支援先の経営における苦労話の中で、事業の選び方がとても大事であると仰っておられました。世の中の需要やブームが去った事業を選択した場合、いくら社員が頑張ったところで、何をやっても上手くいかない。リストラもしたし、本当にしんどかった。その時に、事業を選ぶ恐ろしさを知ったと。
 
私は事業や経営に限らず、キャリアにおいても、風をよむ、という視点はとても大事だと思っています。
 
事業軸だけでなく、景気の軸も重要です。例えば、コンサル業界の採用ニーズは非常に高いので、今であれば、以前は受からなかったファームでオファーを獲得できるかもしれませんし、同業内での転職では年収アップやポジションアップも十分期待できます。今は景気が良く、ファンドに資金が集まりやすい為、最難関と言われるPEファンドの採用ニーズも旺盛で、ここ数年の中ではPEファンドに入れる可能性が最も高い時期かもしれません。
 
また、時間軸や自社でのキャリアを軸にキャリアを考える方もいます。もちろん、この観点で考えることは悪いことではありません。実際のところ、「転職するとすれば35歳までだと思っているので、それまでに転職するかどうかを見極めたい」、「今の会社でマネージャーになるまでは頑張って残ってみようと思います」といった発言は珍しくはありません。当然ながら、今の会社に不満がなかったり、やり残していることがあるのであれば、転職はあまりお勧めしません。
 
 
ただ、もう一つの視点として、世の中の動きに敏感になること、「風をよむ」ことをおざなりにすると、せっかくの目の前にある貴重なチャンスやタイミングを逸してしまう可能性があります。
 
巷では、AIによって無くなる仕事ランキング、なるものが出回っています。これらすべてを鵜呑みにする必要はないでしょう。ただし、世の中の流れとして、これも無視はできないのは事実です。
 
真剣にキャリア構築を考えれば考えるほど、大局観、先見性、客観性、企業(事業)・職種の見極め力など、すなわち「風をよむ力」が問われてきます。
 
我々は、たくさんの方々のキャリアをサポートさせていただいた知見をベースに、常にこれらの観点も意識しながらアドバイスができるように準備をしております。キャリアに悩まれることがありましたら、是非お気軽にご連絡いただければと思います。
 
皆さんも、一度既存の概念を脇に置いて、我々と一緒に「世の中の風をよむ」を意識してキャリアを考えてみませんか?
 
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