コンサルタント転職のこぼれ話
コンサルタントを卒業するタイミング

2016年 5月 2日Author:入江 祥之

コンサルタントを卒業するタイミング

こんにちは。入江です。
 
現役コンサルタントのキャリア相談で多いテーマの一つに、「コンサルタントを卒業するタイミング」というテーマがあります。
 
同業のコンサルティングファームへの転職であれば基本的に年齢制限はほぼなく、今のような業界が活況のうちは、実力さえあれば何歳でも転職は可能だと思います。
 
一方、事業会社への転職となると話は変わってきます。
求人数で言えば30代前半ぐらいまでの求人が圧倒的に多く、年齢が上がるにつれて求人は減っていきます。
 
では、いつがベストなのか。
申し訳ございませんが、私の方では特に答えは持ち合わせておりません。
 
ただ、考える一つの要素として、まず年収との兼ね合いがあると思います。
コンサルタントは給与水準が高いところが魅力である一方で、年収が上がれば上がるほど転職先の間口が狭くなります。
結婚して収入が高くなった後では、自分一人だけでは判断が出来ず、家族会議が必要になってくるケースが多いです。
 
この観点から、いつかは事業会社へ移りたいと考えるのであれば、年収がそれほど上がる前に転職するか、将来設計をした上で生活水準を抑えておくか、もしくは結婚する前にパートナーときちんと話をしておく、といったことが必要になるかと思います。
起業やスタートアップベンチャーはもっとリスクを伴うので、早いうちから考えておくと良いかと思います。
 
次に、事業会社の経営者、役員を目指す方についてです。
以前はコンサルティングファームのパートナーやプリンシパルクラスの方が事業会社で即役員として招聘されることを目にする機会も珍しくなかったですが、最近は減ってきている印象です。
事業会社側のニーズとして、コンサル経験+事業会社経験(特にPL責任を持った経験が重要視されます)がbetterという求人が増えてきていることから、コンサルタントから直接というよりも、比較的若いうちに事業会社に移り、入社後に成果を上げ、昇格するケースが増えている傾向が強いです。
 
また、ポストコンサルの転職先として、ファンドも人気がありますが、PEにしても、VCにしても、30代後半になるとかなり厳しくなります。
 
若干ネガティブな話が続いてしまいましたが、求人数はかなり少なくなるものの、コンサルティングファームと同水準の年収を期待できる事業会社も中にはあります。
 
また、パートナー、プリンシパルクラスから事業会社の役員として転職される方はご自身の人脈で動かれる方が多いので、人脈形成を意識しながら仕事をするのが良いかと思います。
 
コンサルタントは常にご自身のキャリアを考えながら仕事をしている人が多いかと思いますが、年齢や年収に応じて選択できるチャンスが変わりますので、定期的にキャリア相談の機会を設けることをお奨めします。
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