コンサルタント転職のこぼれ話
コンサルタントからPEファンドへの転職を志望する方へ

2016年 3月 7日Author:入江 祥之

コンサルタントからPEファンドへの転職を志望する方へ

こんにちは。入江です。
 
ポストコンサルの転職先で人気のPEファンド。PEファンドはコンサル経験者でもハードルが高く、狭き門の転職先の1つです。最近、複数のPEファンドから求人をお預かりし、その中でどのような人材が求められているか、いくつか共通点があったので、纏めてお伝えさせていただきます。

 
【コンサル出身者で求められる3つの要件】
 
・ファイナンスの基礎スキル
基本的にVP職以上の求人は同業ファンド経験者が対象となり、コンサル出身者がターゲットになる場合、アソシエイトクラスで採用されることがほとんどです。
また、ファンドの立ち上げ段階の場合、投資企業の財務分析がメイン業務となる為、ファイナンスの基礎スキルがないと仕事を任せることが出来ません。
FAS系コンサル経験者はこの分野は得意だと思いますが、戦略系コンサルでもM&A関連のPJTを経験することでファイナンス面のスキルを高められる可能性があります。
※バリューアップ専門を募集するケースもありますので、その場合は戦略立案、実行に長けている方であれば採用される可能性もあります。
 
・人間的魅力
PE事業においては、投資先企業との信頼関係構築は非常に重要です。
信頼できる人でないとそもそも手を組みません。投資後も、経営陣、および現場の社員から現状の課題を引き出さないといけませんし、バリューアップの施策立案後は現場の社員に協力して動いてもらわないといけません。その際にいくら株主だからといって、上から目線の態度となれば、きれいな絵を描けたとしても、思うような結果は得られませんので、信頼関係を構築し、周囲を巻き込むことが必須です。そのためには人間的魅力があることは大変重要な要素なのです。そのため、面接の中では、相手の立場に立って話ができるか、ずっと話していたいと思えるかなど、人間的魅力があるかしっかり確認されるようです。
 
・PEファンドの理解
PEを志望するコンサルタントの方に志望理由を聞くと、「もっと中長期で経営にコミットした仕事がしたい」「経営に近い仕事がしたい」ということを言われる方が多いようです。
これはこれで決して悪いわけではないのですが、PEのビジネスをしっかり理解した上での発言なのかは慎重に確認されるようです。コンサルタントの仕事と違い、PEは守備範囲が広く、基本的に経営課題であれば何でもやらないといけません。泥臭いこともやりますし、リストラや抜本的な改革など、痛みを伴う、社員の反対を押し切ってやらなくてはならない辛い仕事も沢山あります。
また、コンサルティングの仕事と異なり、限られた時間で売却益を出さないといけないビジネスです。コンサルティングとは異なるコミットメントが求められます。このような現実をきちんと理解した上で、PEファンドで何を実現したいのか、中長期にどのようなキャリアを描いていきたいのかを、自分の言葉で語れる必要があります。
 
将来PEファンドを目指す方は少なくとも上記3点はご準備いただくと宜しいかと思います。
 
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